ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

句会に参加 20

 句会に参加した。今回の兼題は「梅」であった。私は今回、次の三句を投句した。
①偕老の夫婦語らう梅の里
②臘梅の香りに惹かれ昼の月
③梅林の花から花へ蜂忙し

①偕老の夫婦語らう梅の里
この句については1票いただいた。この句は、自宅から車で20分くらいのところにある宮崎ダム公園を訪れた時のことを詠んだ句である。宮崎ダム公園はダム湖の周りを公園として整備されている場所で、広い公園に梅、桜、つつじが植えられている。梅は500本ほど植えられていて、連れ合いと私は、毎年天気の良い日に広い公園をゆっくり散歩しながら観梅するのを楽しみにしている場所である。
 選句した方は、この句について「いろいろあったけど、またいずれお別れする日が来るけど、よくここまで人生を共に手を取り合って来たなあ」という感じが同感できたので投票しましたとおっしゃっていた。偕老という言葉に同感されたのだと思った。

②臘梅の香りに惹かれ昼の月
この句については、3票いただいた。しかもお一人の方から特選句にあげていただいた。
この句は、実際に臘梅を見て作った句ではない。ネットサーフィンしている時、ブログに「蝋梅と昼の月」の写真が掲載されているのを見た。きれいな青空に「臘梅と白い上弦の月」を捉えた写真であった。撮影時間を見ると13時19分と記されていた。お昼にこんなにはっきりと白い月が見えることに驚いた。普段、空を仰ぎ見ることをしないので、全く気づかなかった。その写真を見た感動をこの句に詠んだ。
 票を投じた方は「この句は、臘梅の香りに惹かれて見上げたらお月さんが見えたという句で、惹かれて見上げたのは自分と同時に、お月さんも惹かれて寄ってきたような感じがする句で面白い」と語っていた。
 この句を投句した後に、「昼の月」は季語ではないかと調べたら、「昼の月」は秋の季語と書かれていた。では、この句は二重季語となるのでこの句は失敗作かなと思っていたら、先生の評価は次のようなことであった。「この句は春と秋の二重季語になりますが、臘梅の春の季語は強いです。昼の月は傍題季語なので無視してもいいでしょう」ということであった。

③梅林の花から花へ蜂忙し
この句については、票なしであった。私は知らなかったが、この句も「梅林」と「蜂」の二重季語になるという先生の説明であった。「蜂」も春の季語という説明であった。しかし、この句は二重季語であるが、句の意味において矛盾はないのでいいでしょうということであった。二重季語はルール違反になるが、軽重の差で無視されることもあるようだ。

会員の方の句は参考になる句がたくさんあった。
また、失敗作について先生がどうしてダメなのかについて説明された。その一部を記す
◯「いつの間に」「思いかけず」などのあいまい言葉を俳句に使わないようにしましょう。17文字は、詠みたいことは何かを明確にするために使うようにしてください。

◯「心地よき」という言葉を使った句があった。先生は「心地よき」という言葉は使わないでくださいと強調されていた。俳句では、形容詞のク活用とシク活用は俳句に使わないでください。この形容詞を使った句は駄作と思ってください。形容詞を使わないでその情景を句に織り込むのが俳句だと思ってください。

◯「潮騒は守歌」という言葉があります。意味は「潮騒は子守唄である」という、ある有名な句に詠まれた言葉です。有名な句をそのまま流用すると盗作になりますが、「潮騒は守歌」という言葉を流用して句を作っても盗作にはなりません。そのような言葉を流用した句を「おもかげの句」と言います。

◯老木という言葉はマイナスイメージが強いです。俳句はできるだけマイナスイメージは避けましょう。老木の代わりに古木を使うほうがいいでしょう。

◯俳句は・・・せずになどの否定文を使った句は作らないようにしましょう。肯定文で作ってください。絶対ではありませんが、俳句は否定語を原則使わないと考えてください。否定は残像を残します。それを有効に活用するため、詩や短歌では否定を使うことがあります。俳句の17文字という制限の中では単一表現、直接表現を考えてください。

 今日の句会でもいろんなことを学び、再確認できた。また、先生が次のようにおっしゃっていた。「ボケ防止のために俳句を続けてください。俳句をするとボケませんとは言えませんが、ボケの進行を遅らせることは間違いなくできます」

ボケ防止のために俳句を長く楽しみたいと思う。