ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

MRI検査と初めてのパン作り

先月、前立腺がん検診(PSA)を受診した。その結果は正常値より高く、要精密検査という検査結果が送られてきた。同時に、「前立腺がん二次検診(要精密検査)のご案内」という用紙が同封されていた。
それを読むと、今回の前立腺がん検診で二次検診(精密検査)が必要との結果が出ました。下記の指定された二次検診(精密検査)病院の泌尿器科外来日をご確認のうえ、いずれかの医療機関を受診してくださいと書かれ、さらに注意点として下記のことが記されてあった。
精密検査が必要な場合とは「疑わしいところがあるので、もう少し詳しく調べましょう」という意味で、病気と診断されたわけではありません 。
PSA の数値は加齢とともに上昇します。診察により、年齢や検査データーなどを加味して、経過観察(精密検査不要)となる場合があります 。
PSA とは・・・前立腺の細胞から産生される特異的なタンパクの一種です。他の臓器の疾患では当該数値は上昇しないため、前立腺がんの発見の指標として用いられていますが、前立腺肥大症や前立腺炎のほか、尿道や直腸の検査などの刺激によっても数値が上昇するため、判定には医師による総合的な判断が必要となります。

その案内用紙を読み、早速、近場の総合病院で診察してもらい二次検診としてMRI検査を受けた。MRI検査の結果は「前立腺がんの兆候なし」という結果で胸を撫で下ろした。担当の先生からは今後も一年に一度PSA検査を受けるように言われた。

 

翌日、「楽しいパン作り教室」が始まった。この講座の募集定員は16名であったが、今回参加者は15名であった。このパン作り講座は人気のある教室でいつも定員以上の申し込みがあり、その場合は抽選になると聞いていたが、今回は申込者全員受講できたのはラッキーであった。受講者の内訳は女性10名、男性5名であった。パン作り教室は受講者を4つの班に分け、各班ごとに作業をする。男性5人は各班に振り分けられていた。男性2名の班が一つあるが、他は男性1名の班である。私の班は女性3名男性1名の構成であった。隣の班も女性3名と男性1名の構成である。隣の班の会話を何気なく聞いていたら、一人の女性が男性に作業する前に手を洗うように強い口調で注意している。男性は「そんなことは言われんでもわかっている。言われる前に洗っている。」と答えプリプリしていた。「手を洗いましたか?」と優しく言えばいいのに洗った人に「洗いなさい!」と命令口調で言ったから話がこじれたようだ。なんか嫌だなと思った。私の班も周りが女性ばかりでなんとなく不安な気持ちになったが、幸い私の班には韓国語講座で一緒だった優しい女性がおられたので、安心した。いじめられることはなさそうだ。

今回は、講座の初回ということもあり、講師の先生からこの教室の狙いなどの説明があった。講師の先生は、ここで学んだパン作りを自宅で気軽にやってもらうことが狙いである。そのため、具材や材料などできる限りすぐ手に入るもので美味しく作るということを狙いに進めますというお話であった。

今日のパン作りはピザパンである。パン作りの指導は、講師の先生が1工程、1工程を説明しながら、場合によっては実演して見せながら進めていくやり方である。先生の話をしっかりきていたら必ずうまくいくという進め方である。先生の説明は明確でわかりやすい。

始める前に、一人づつ大きなボウルと小さなボウルが配られる。この二つのボウルを使って今から生地を作ります。 材料の量を間違うと、もはや美味しいパンはできません。だから、計量は慎重に丁寧にしてくださいと注意があって、まず大きなボウルに強力粉150g、砂糖3g、塩3g、イースト3gを正確にいれていく。その粉を混ぜ合わせたら、温水100gを入れてボウルの中で混ぜ合わせていく。素手で指ににまとわりつく生地をはがしながら混ぜていく。何度も何度も混ぜ合わせていくうちに生地が手にまとまりつかなくなっていく。そこでボウルから出して天板の上でこねる作業をしていく。この作業が面白い。手のひらで天板に擦り付けるようにこねていく。生地を押し出し、もう一度手前に戻す作業を繰り返す。生地が台から離れるようになったら生地をまとめる。次に、台に叩きつけては折り返す動作を繰り返すこの時折り返すのは空気を取り込むためにやるそうだ。弾力が出てくるまで向きを変えながらこねと叩きを繰り返す。弾力が出てきたら、餅みたいに丸く整える。それを湯せん発酵させる。2倍くらいの大きさになったら取り出して生地を伸ばしピザソースを塗ってお好みの具材とチーズを乗せて焼く。200度で12〜15分焼いたら完成である。

 

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焼きたてのピザパンを連れ合いに試食してもらった。「美味しい。これは手作りではなく、パン屋さんのピザパンみたい」という評価をいただいた。

パン作りは楽しい。特に生地作りが楽しい。生地作りはこねる、叩くの作業の繰り返しである。これをすればするほどパンは美味しくなるらしい。この作業が楽しい。またやりたくなる。そして、小学生の孫たちと一緒にやると本当に楽しいだろうと思う。

こうしてパン作りを楽しむことができるのも健康だからである。MRI検査で癌の兆候ありという結果だったら、気の弱い私は、きっとパン作り教室は欠席していただろうと思う。健康に感謝すると共に、健康を祈るばかりである。